思わず微笑みたくなるとき
みなさんこんばんは。本日は保育園の秋の内科健診にいってまいりました。
病院とは違い、小さなブロックみたいなものをだけを足場にし、パパもママもいない状況で、1歳児や2歳児が自分ひとりで立って、怖くて不安だけど泣かないで頑張って「もしもし」させてくれる姿。
お名前は?と聞くとハキハキと答えてくれる子もいれば、恥ずかしくて声がでない子もいたり。なんかそういう子供らしい姿に思わず微笑みたくなりました。先週からずっとつかれているのですが、心癒されました。
今は特定の感染症の流行もなく、まだまだこの近辺ではインフルエンザも全く見かけず、クリニックは閑散としている時間が多いです。
そんななかで、こどもクリニックなのですが高齢者助成券を持参されてインフルエンザワクチンを打ちにこられる老夫婦(失礼な表現ですみません)がときどきですが来られます。
自分よりご年配の方々と接する数少ない機会ですが、仲睦まじくご夫婦でワクチンをされてゆく姿に、あんなふうにいつまでも仲良しなのは素敵だなあって、これまた思わず微笑みたくなるひと時です。
どんな人生を歩んでこられたのは。これからの夢はどんなものなのか。ちょっと聞いてみたくなる衝動に駆られます。
一方自分は、人と同じことをするのは嫌い・とにかく尖って生きていたい・自信はないけど片意地張ってがむしゃらに生きてきて、来年でもう半世紀になります。
自分の追い求める「正義」に共感してくれる人がいないため、ずーっと一匹狼で生きていました。
今後の、限りある残された人生をどういう生きてゆくのか。岸見一郎先生の「老いる勇気」という本を読んで、いっぱい考えさせられる今日この頃です。
すべては、「ありのままを受け止める勇気」だと思います。そろそろ、肩の力を抜いて生きるのも必要かなと。
でもやっぱり自分らしく、最後まであきらめない勇気・まだまだ自分ならばできると信じる勇気も持っていたい。結局、大人になりきれない自分です。
まだ当分みなさんの前では、ちょっと他では見られない変わったテンションの小児科医でいたいと思います(笑)。そんな僕をみて、みなさんも少し微笑ましく思っていただけたら幸いです。