小児科あるある
今回はいつものブログと違い、小児科のあるあるについて。僕らにはジワっと笑えます
①熱を下げるお薬は、一般的には解熱剤(げねつざい)であり(かいねつざい)ではありません。
②解熱剤の座薬の名前は(アンヒバ)です。アンビバ(アンビリーバブル)ではありません。熱はfeverで、anti feverの意味でアンヒバになったそうです。
③熱性けいれん予防の座薬の名前は(ダイアップ)であり(タイアップ)ではありません。diazepam(ジアゼパム)という薬剤名なのでdia、ダイアップです。
読み間違いや、たった一つの濁点だけでも、ちょっと違うんだなあってジワっとします。お薬名についてはカタカナばかりなので、やはり間違いやすいし、覚えにくい。
もともとのお薬は名前が短いのに、ジェネリック薬品だと一般名でお薬手帳に記載されるのでわかりづらい。例えば「ムコダイン」は「カルボシステイン」になりますし、「メイアクト」は「セフジトレンピボキシル」になる。薬価が安くなるのはいいことですが、お薬手帳みてこれなに?って僕らでもわからないときがあります。
こどものお薬ぐらいは、小林製薬の商品名みたいに、「セキピタン」とか「ハナピタン」とか「ネツサガール」があってもいい気がします(笑)
さて、全国どこも、もちろん当クリニックも、とにかく平和です(ヒマヒマとも言います)。こんな時はゆっくりご家族とお話しができる機会なので、普段気にしていること、悩んでいることがあれば、是非相談してくださいね。答えられる範囲でお答えしたいと思います。