メニュー

インフルエンザ注意報(受診難民注意報)

[2022.12.31]

2022年はコロナに明け暮れた一年でした。感染対策上、院外での診察が圧倒的に増え、現在は6−7割は院外での診察・検査になっています。夏は暑さ、現在冬は寒さと雪対策。車や仮設での診察は、従前とは全く変わってしまった診療スタイルで相当疲弊しました。時間もかかり、無駄な動きが増えました。

「こどものコロナは療養期間付きの(風邪)です」と、夏からはずっと言い続けています。社会的にはかぜ扱いは許されませんが、如何にすぐ治るかを既往歴ありの方なら知っています。もちろん初期はめちゃくちゃダルいし食べられないですが、2日経てば元気です。ただし、小学校高学年から上、さらに大人(親)はだめです。辛い。そんな話も、経験者が増えたらもう僕らからは説明する必要はなくなりそうです。

 今年は終わりますが、まだコロナ8波は終息していません。そして高岡でもいよいよインフルエンザA型が流行り出しました。2年の沈黙を経てのインフルエンザ登場です。爆発的大流行は必至です。1月からは、発熱者外来が悲惨なぐらいにグチャグチャになるでしょう。当院もかなりの受診制限をひく予定です。他も同じだと思います。そうすると、診てもらいたくても当日・翌日に診察を受けられない「受診難民」や、車内で待ち時間に具合が悪くなり救急車を呼ぶ、みたいな惨事が必ずや起きると思います。悲劇の当事者にならないためにも「まだ今は非常時だ」という意識を持って、日々の生活での感染対策をお願いしたいのです。報道では「もう通常通りに」という扇動がされていますが、現場ではまだ「非常事態」であることを、皆さん知っておいてください。年末・年始で浮かれてる場合じゃない!、不要な外出・人との接触は避けなければ当事者になる!というのが医療現場最前線の訴えです。

▲ ページのトップに戻る

Close

HOME