弱いものイジメをしない
小学校や幼稚園や保育園で何かお話をしてもらえませんか?というとき、僕が必ずこの話が一番重要だと力説します
「弱いものイジメをしない」強い立場の人が、弱い立場の人に対して決して傷つけてはならない。
人間は、動物のなかで唯一「知性」という武器をもっています。「知性」を正しく働かせ、強いものが弱いものを助ける構造が正しく出来ていれば、必ず「健全な社会」が育ちます。
これが当たり前にできれば、学校でのイジメもなくなりますし、職場でのパワハラもなくなります。ね、とっても簡単だと思いませんか? すべての行動規範として、「それは弱いものイジメには当たらないか?」と測ることで、それがやってよいことか、いけないことか、簡単に判別できるのです。
僕自身、こどものときは散々陰湿なイジメを受けて苦しみました。人間不信になりました。でも、いじめられ側になった自分にも非はあったと自覚しています。その経験から、「仕返しをする」「いつか同じ目にあわせてやる」という負のエネルギーを持っては負ける、「絶対に弱いものイジメをしない社会」を作るべきだとそのときに感じました。人間ならば、知性があれば、必ずそれが実行可能だと、かたくなに信じています。
昨今、SNSなどのツールが発達したことで、簡単に人の悪口、批判を世の中に情報として流すことができるようになりました。誰かの悪口を言って何が楽しいのか?と思います。ツイッターとか、ほぼ愚痴しかなくてなんじゃこれ?と思います。負の感情は起こりやすい。でも負の感情に負けてる自分って、かっこ悪くないですか?
負の感情に、美学もロマンもない。ただ自己満だけ。誰も幸せにしない。
楽しいことを考える、楽しい今を楽しむ、楽しい将来を考える。これが今の世の中に圧倒的に足りない。
これは救うのはすべて、「弱いものイジメをしない」精神だと僕は思います。
なので、弱い立場の我々新規開業医を見守る方々、是非やさしくしてくださいね(笑)