指の皮向け
えー、まだ落ち込んだ気持ちから回復しきれていない僕です。凹んで、元気がない僕を見かねてか、スタッフがお昼に一日遅れの誕生会を催してくれました。
戦国時代ならば死ぬ年齢になってしまいましたが、スタッフの心遣いが何とも今の僕には嬉しかったです。人間関係がよいということは、何よりの宝物です。だからスタッフは僕の宝です。
僕一人の力では、僕が目指したい「血と心の通った小児医療」はできません。僕のことを日々支えてくれるスタッフ全員に今一度感謝しています。
週明けはどうしても忙しい外来になるようになりました。開業してまだ一年ちょっと。そんなクリニックに足を運んでくださる患者さん方に、何とか納得・満足していただきたいと心から願って頑張っておりますが、とにかく電子カルテにしっかり入力をしなきゃならないので、どうしてもみなさんの方を振り向く時間が短くなっていて、そんな自分が嫌です。もっとたくさんしゃべりたい。説明したい。ある意味不要な情報まで喋りまくりたい。そんなお調子者の僕ですらそれをできなくさせてしまう電子カルテという魔物に腹が立ちます。
さて、患者さんの数自体はほぼ終息かなあと思う手足口病ですが、発症して2週間ほど経過したところで、指先から第一関節部分まで皮がむけるという事象で受診される方が増えてきました。
今回流行している、コクサッキーA6型という手足口病ウイルスは、発疹もひどい(とくに0歳1歳2歳の小さい子)です。そういうお子さんがたで発疹のなかった指先から皮がむけるのは不思議なのですが、この事象はよくよく調べるとかくさんネットとかにも書いてあります。皮がむけても基本的には無治療で約1週間ほどで自然によくなります。あまり心配しなくてよい(放置しておけばよい)ことを覚えていてください。
また今後ともよろしくお願いいたします。