前回のブログから１週間が経過しました。非常事態宣言は解除され、社会の流れを少しずつ元に戻すべく準備が始まっています。もちろんコロナが完全制圧されたわけではないので、そーっと再開っていうノリですよね。第二波が来るか来ないか？また全面自粛化されるのか、おっかなびっくりですが、それでも復帰への道に向かえるようになっただけ良い兆しが見えたと思います。

今回の新型コロナで、被害を受けていない人は誰もいないと思います。みんな苦しくて、大なり小なり傷ついたし、今後もっと傷つく可能性もある。不安でいっぱい。誰の責任でもないけど、誰かに八つ当たりしたくなる（笑）。外食産業、遊興施設、スポーツ施設などクラスターが発生しやすい場所は途方に暮れるほどひどいと思います。そして医療経営も、大病院から町医者まで厳しい現状です。実は「小児科」が最も減収減益と言われています。当クリニックでは、3月は10％減、4月は30％減、5月現在は60－70％減で推移しています。このままだと潰れちゃう（笑）。まさかのまさかです。

異常なくらいにヒマになった理由は、①コロナ感染を恐れての受診控え。よりも　②学校・幼保登園登校自粛とステイホームにより子供たちが風邪をひかず元気でいる。後者の方が要素としては強いと思います。いかに、集団での接触を避けることがカゼを引かないコツであることを「社会実験」が証明しました。しかし自粛を永遠に続けることは正義ではありません。こどもたちの成長を妨げてしまいます。

「この先どうなるんだろう」という目途の立たない「不安」を抱えながらの生活を強いられるのがとってもストレスでしょう。そこはみなさんも僕も同じ気持ちです。

悲喜こもごもな毎日ですが、暗い気持ちになっているのも飽きてきましたよね（笑）。まあ、どうにかなるさ。いつしかコロナが去れば、また人と人の距離が縮まり、楽しめる時代がやってくる。悲観するより、もっと楽観的な心構えで日々過ごす方が、1年後にちゃんと成長できているような気がします。もちろんとるべき対策はとります。でも新しい生活様式を上手に過ごすコツは、「根拠がない自信を持つ」強い心だと思います。これはこどもたちにも通ずるところです。お構いなしの強メンタルな子もいますが、長期の休校で弱メンタルな子は不安で体調を崩したり登校しぶりになる可能性が高いです。そんなときにひとこと「大丈夫だよ」って支えてあげられる親御さんでいてあげてください。

世の中全体がイライラしている現在、もっとおおらかな気持ちになろうというムーブメントも必要です。暗くなるのも、健全な世の中を取り戻すのも、すべて心の持ちよう次第ですから。

と、毎日毎日自分に言い聞かせている僕でした。