卒業式シーズン、ご卒業された方や保護者の方、おめでとうございます。そしてWBCの日本優勝！おめでとうございます。明るい話題が身の回りにあると、自分まで前向きな気持ちになれます。新学期も新生活にむけて夢や期待が膨らみますよね。そんなウキウキした思い出がみなさんにもあると思います。ねえ、新生活に今までとは違った楽しいことが起こるといいですし、自分にも新たな変化や進歩があるときっと楽しい。と、夢膨らむ一方ですが、現実はどうか？というと、結末はほぼ何も変わらない。あれ？　自分の性格・性質は、驚くほど環境や対人関係に影響されない。僕も毎回、「優しいいい人になろう、器の大きな人間になろう、うむ、いやな事があっても表情に出さないようにしよう」などと志してみるものの、もう半世紀以上全く変われません。いやー残念。　みなさん、普段の生活の中で、いい話や出来事を見聞きしたり、SNSなどで感動する話や為になる話などを聞くこともあると思います。そんなときに、「これは良い。こう変わろう、いい人間になろう、いい親になろう」なんて期待をする瞬間があると思います。上手く変われた方、おられますか？　もしそういう成功体験がある方は、きっとこのブログなど読むこともないと思います（笑）。なんとか変わりたい、いや変わった方がよい。自分にいやな面があり、なんとか変えたいと思っている人。そんなもがいた経験がある人は、実は性根の優しい、いい人だということを僕は知っています。でも残念ながら、人って変わらないんですよ。自分が「変わった」と感じたとしても、他人にしてみると誤差です（笑）。そもそも他人が自分に対して抱くイメージなんて、過去からの事実がある以上到底変わりようがないのです。そう、変わろうとするなんて、あきらめましょう！

　今のままの自分でいいのです。無理する必要なんて何もない。勉強する必要も、自己啓発する必要も何もない。無理してもストレスしかたまらないならば、自分の小さな心で素直に感情を表したっていいんですよ。そんな自分ってかわいいね！今のままの自分で何か問題でも？って自己肯定することで、ポジティブに生きていける方法だってあります。それが周囲を明るくすらすることもある。自分で無理ならば、誰かに助けを求めることだってかまわない。とにかく自分を許し、自分を大切にし、自分を愛する勇気こそ、家族を許し、家族を大切にし、家族を愛せる自分になることを覚えておいてください。無理する必要全くなし。もしもがいている人がいたら、もっと気楽に生きてゆきましょうね。