コロナ注意報
最近小学生、中学生にコロナが散見されます。決して多くはないですが、ジワジワっと学校や部活動、スイミングやサッカークラブチームなどで感染したと思われるケースを認めます。まだ全然注意報レベルですが、過去の流行状況を踏まえるとコロナは夏場に流行りやすいのでこれから気をつけてください。
小学生以上の年齢でのコロナは、発熱した時に「ダルい」のが今も特徴的です。そもそも小学生になれば滅多に風邪をひきませんし、ましてや38℃を超えるような熱はほとんど出しません。なので、もしお子さんがノドが痛くて高熱が出た時は、コロナかも?と一旦立ち止まった方が良いです。下手すると一晩しか熱が出ず、ダルさに許容能力の高い子だと一晩で回復してしまうこともあります。重症化はしなくなりましたが、感染力(1人の患者さんが、その他周囲の人にうつす力)は相変わらずの強さがあります。熱が出た場合は、翌朝熱がなくても一応、自宅での検査をするか、病院受診して、翌日は学校に行かないよう節度を持ってください。もしコロナ陽性だった場合は、発熱日を0日と設定し、5日目までは自宅待機というルールは従来通りです。
実はこどもよりも、大人間のコロナ感染が多いのも事実です。お父さん・お母さんも滅多に引かない風邪を引いた時には、ご自身の体調も大切ですし、職場に拡げてしまわないように対処してください。あと2週間もすれば夏休みになりますので、その前にコロナ注意報が警報にならないことを願います。皆さんお気をつけください。
さて、しばらく学会参加のためまたまた休診で皆様にはご迷惑をおかけします。しょっちゅう休診してしまい申し訳ありません。16日から再開しますので、また全力で診療に当たります。よろしくお願いいたします。