適度でよいので。
食べ物・睡眠・運動・勉強・遊びなどは、「適度」というレベルがあると思います。ゼロだとよくないし、過ぎるとよくない。
お薬にもそういう側面があります。少ないと効果が発揮できず、多すぎると薬ではなく「毒」になる危険性もあります。
健康な状態に戻すための補助、健康を維持するための補助として薬というものはあり、必要なとき「=病気」のときにはやはり使ってほしいというのが医者の意見です。
処方箋を出すときに、僕は必要な日数分(これぐらい飲めばよくなるはず)をだしますし、1日何回飲むかはそのお薬の特性(有効半減期を考慮)を活かすようにだします。
保育園などで、1日3回は飲ませられないという社会的な事情があれば、それはそれで適度にあわせて処方いたします。
保護者の一部の方に、解熱剤や抗生剤などに拒否感がある方もおられると思いますが、やはり病状から必要性があるため処方しております。
もちろんそれには、安全性・危険性を踏まえたうえでお渡しします。わからない場合は、ご相談いただければ幸いです。
なにより、飲ませるのが一苦労のこどものお薬。
100%きちんと望ましいですが、合格点60点ぐらい飲めればよいものとも思ってください。
もしも余った場合には、冷蔵庫などで湿気らないようにすれば、2~3か月ぐらいは使えるものがほとんどです。
夜間に急な発熱や痛みなどに対処するために、少しストックしておいてもらうとよいと思います。